新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2017年11月27日月曜日
いずみ子供園 演奏
11月18日(土) 五泉市 いずみ子供園で演奏しました。
かわいい園児たちに、ほぼ1時間のステージ、難しい曲もありましたが、みんな最後まで元気に聴いてくれました。やっぱり、生演奏の力はすごいですね。
49回生バンドとして、初のステージでした。今年のバンドのカラーはまだまだ出てきていませんが、新部長のアンちゃんのもとで、1年間頑張りたいです。
今年から、副顧問の村田茜がメインで指揮をとります。皆様の応援をよろしくお願いします!
2017年11月5日日曜日
第41回 太夫浜コンサートを開催しました
去る10月27日、第41回太夫浜コンサートを敬和学園高校チャペルで開催しました。
490名という、過去最高のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
コンサートを支えて下さった、卒業生スタッフの皆さん、在校生スタッフのみなさん、素晴らしい演奏をご披露くださった、講師の先生方(トランペット:外山昭彦さん、サックス:吉田治さん、サックス:日比野則彦さん、トロンボーン:マーク・マリンさん)、ご来場いただいた全ての皆様に感謝いたします。今回は特に、マーク・マリンさんが私たちの為に曲を書き下ろして下さいました。また、ベイシーのAnd That's Thatは、プロフェッショナルの皆さんプラス3年生という、スペシャルバンドで演奏いたしました。
コンサートを一番盛り上げてくれたのは、半分が初心者からなる一年生による Wind Machine。テンポ300の難曲を、一夏かけて練習し、驚くべき演奏をしてくれました。この演奏にはプロの皆さんも、OBの皆も唖然。将来が楽しみです。
一番嬉しかったのは、吉田治さんに、「二時間、聴き飽きしなかったのは、リズムが良かったからです」とのお言葉。実は、コンサートの準備中、わたしはジャズの指導を始めてから、初めて、バンドがスゥイングする状態、というものを体験したのです。それは衝撃的な瞬間でした。それからは、何を演奏しても楽しくなりました。12年間ビッグバンドをやってきて、とうとうたどり着いた世界でした。
40回生部長の村田茜が敬和学園に先生として戻ってきてくれ、バンドを手伝ってくれています。今回のコンサートでは、The First Circleを指揮。49回生バンドでは、茜の指揮をもっともっと増やしてゆくつもりです。
それでは、引退する三年生を紹介したいと思います。
ホカリフミカ。テナーサックス。学校も部活も嫌で、3ヶ月休部していた時期がありました。サックスパートリーダーになり、Diminuendo in Blue のソロに取り組んでから、ものすごく前向きになり、笑顔を絶やさず、バンドを盛り上げる中心メンバーに成長してくれました。
サカイヒカリ。アルトサックス。自信がなく、「わたしが一番へたくそです。」というのが口癖。しかし誰よりも熱心に練習し、素晴らしいリードアルトになりました。太夫浜コンサートでは、七五三以来というお化粧をし、本当に輝いていましたよ。嬉しかったです。
ワタナベタイセイ。トランペット。初心者で始め、先輩に叱られて泣いて飛び出したこともありました。しかし3年の夏休み、ついに一皮むけました。練習を続けていれば、必ず開花する。そのことを教えてくれました。トランペット、続けていてよかったね!
ノマトモキ。トランペット。副部長。ジャズホーネッツのリードトランペッターとして、一年間バンドを引っ張ってくれました。朝も夜も、いつも練習していましたね。後姿で後輩を指導する、クールガイ。かっこよかったよ!
モチヅキユイ。トロンボーン。部活に馴染めず、七ヶ月も休部していました。でも、復活して、パートリーダーになると、熱心に取り組み、ジャズホーネッツ史上最高のトロンボーンセクションを作り上げてくれました。After Ours のソロも素敵でした。
イシカワコウキ。トロンボーン。不思議君でしたね。外山さんが大好きで、外山さんに認められたいと一生懸命努力しました。バストロンボーン、ご苦労様!最後のソロは素晴らしかった。外山さんと吉田さんも、「あの子はアドリブができるようになる!」と褒めていましたよ。
サイトウレイ。ギター。ジャズホーネッツのパットメセニー。吉田さんから、「ナルシストの売れないギタリスト」とあだ名をつけられましたが、みんなからいじられるキャラなんです。それでも後輩からは「女だったらレイさんと結婚したい」とまで慕われています。
ミヤジアイ。ピアノ。昨年、ステラジャムでベストピアニスト賞を受賞。感性の素晴らしいピアニストです。何でも耳から吸収し、アドリブもこなします。でも、楽譜が読めないのです。音楽は耳から始めるもので、楽譜からではない、という証明のような子です。
シモカワホサナ。ベース。部長。一年間、ジャズホをまとめ、引っ張ってきてくれてありがとう。素晴らしい部長でした。負けず嫌いで、一年先輩のヨシュアにしごかれ、朝も夜も練習しました。Septemberのソロ、胸が熱くなりました!
ウエダシュウト。ドラム。「俺は日本一のドラマーになる」と入部しましたが、不器用で、なかなかうまくなりませんでした。それでも練習に練習を重ね、とうとう、素晴らしいスゥイングするドラマーに成長しました。スゥイングするドラマー。これ以上の褒め言葉はありません。
サカイコウジ。ドラム。中途入部でしたが、いつもシュウトと一緒に、夜遅くまで練習していましたね。二人で励ましあいながら、ドラム道を歩き続けてきました。Sing Sing Sng のシュウトとコウジのドラムバトル。素晴らしかった!二人を主人公にした青春ドラマがつくれそうだよ。ジャズもロックもファンクもフュージョンもこなせる、センスの良いドラマーに成長しました。
ナガイツキナ。ドラム。天然キャラで、器楽部のマスコット。ジャズホーネッツが始まって以来、初の、幽霊部員。それでも君の存在がメンバーの救いになっていたこともあったのです。最後のコンサートで、「恋」のドラムを精一杯叩きました。
48回生は、ジャズホーネッツに新しい精神をもたらしました。
それは、「追求をやめない心」
そして、「スゥイングする楽しさ」
きっとこれからのジャズホーネッツの財産となって、後輩に引き継がれてゆくでしょう。
コンサート後、OB会がありました。素晴らしい教え子たちと楽しく過ごす時間は、わたしにとって至福のときとなりました。
吉田さんのご家族も参加されて、たのしい、たのしい会となりました。
OBの皆さん、どうか後輩を可愛がってあげてください。お金を出すもよし、指導していただければなお良し。
「ジャズホーネッツは高校生のもの。太夫浜コンサートは卒業する三年生のもの。」という枠を乗り越えて欲しいのです。出来る範囲で、ジャズホーネッツとのかかわりを切らずに、先輩たちが出入りするのが当たり前、というバンドになって欲しい。ジャズホーネッツを引退しても、ジャズホーネッツファミリーとして、いつもお互いに支えあい、助け合い、時には迷惑をかけあって、そして楽しく仲良く過ごして欲しいのです。「迷惑をかけたくない」「迷惑をかけられたくない」という考えは、行きすぎると孤立に陥ってしまいます。でしゃばりぐらいが丁度いい。どうか、そのように卒業してからも関りつづけて下さい。
では、来年、また太夫浜コンサートでお会いしましょう!
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