去る12月15日、とうとう旧部室が解体されました。
20年以上の長きにわたり、器楽部の生徒たちを育んでくれた部室です。ご覧の通り、柱の根元が全て腐っており、ショベルカーが屋根をつかむとそのまま建物全体が持ち上がってしまいました。現場監督さんが、「危ないところでしたね」と一言。
夏は40度を超え、音は乱反射し、雨漏り、虫の襲来、そして野球部の打球に何度も直撃されました。それでも皆んなの汗と涙がしみこんだ大切なたいせつな部室です。
解体の瞬間はさすがにしんみりしてしまいました。今までよく頑張ってくれました。ありがとう、そしてお疲れ様でした。
卒業生が壁に書き残したメッセージは全て写真におさめました。アルバムにして大切に保管したいと思っています。
わたくしも、最後に一筆書かせていただきました。
あまりにもあっけなく、全てバラバラになってしまいました。
諸行無常。
一期一会。
今を感謝して、1日1日を大切にしたいものですね。