7月28日は、地元松浜商店街の夜市です。この日で夏休み前半の練習が終了しました。
今年の1年生の中には4人、地元松浜中学校出身者がいます。これは過去最多です。
ということもあって、メンバーの友達が大勢応援に来てくれました。
この日は野外の演奏でしたが、野外ライブも、辰巳哲也さん方式の生音が通用するのか、試してみました。
午前中のリハーサルは、学校で、外で演奏した場合の音の聞こえ具合を確認しましたが、普通に聞こえるので、なんだ、いけるじゃないか、ということになりました。
もちろん、聞こえる範囲はそれほど広くはありませんが、近くの椅子に腰掛けて聞いて下さるお客様に聞こえるような演奏は十分可能だという手応えでした。
アンプを通さず、基本生音の演奏というのは、どこか懐かしい感じがしていいですね。
今までアンプでガンガン音量を上げて、ビッグバンドは音圧や!という感じで演奏していたのですが、特に、サテンドールなどのミドルテンポのスゥイウングは、絶対に生音の方がいいです。
大切なのは、最初の弱音で、お客様に耳を澄ませていただくことだと感じました。
耳を澄ませてさえいただければ、後は、音楽にぐいぐいひきこむことが出来ると感じました。
最後にApril In Parisを演奏しました。これも、弱音を利かせると我ながらニヤリとしてしまうほどの出来映えでした。
お客様から4回のワン・モア・タイム!のかけ声をいただき、ペットの諸君は即死状態でしたが、そのあともアンコールをいただき、The Heats Onで締めくくりました。
The Heats On、ベースをピアノの生音と合うぐらいまで音量をさげ、ピアニシモから演奏を始めると、本当に、本当に素敵な演奏になるんですよ!
ところで、このところ生音ということにずいぶんこだわってきましたが、最近ベイシーのCDを聞いていて気付いたことがありました。
Straight Aheadの録音なのですが、恐らく各セクション別録音で、おのおののセクションに若干エコーをかけて広がりを出し、最後にミキシングしたような聞こえ方なのです。
そのような録音の仕方をすると、すごく誤解を与えてしまうのではないかな、と思いました。こういう聞こえ方が正解だと思うと、どうしてもPAに頼った音作りになってしまうと思うのです。
ところが、後期の録音、Basie Big Band, Warm Breeze, Prime Time, 88 Basie Street, Fancy Pants, Me and Youは、全然違うのです。まるでコンボのような生音です。あたかも、Dave Pell Octetや、ジェリーマリガンのクールサウンドのように聞こえます。
今まで、ベイシーのCDは大音量で聞くのが一番良いと思ていましたが、これらのアルバムは、弱音で聞いても素晴らしいのです。
ベイシーのピアノの生音と、それに合ったベースの音量。そして、そのピアノの演奏と同じレベルでメゾフォルテを演奏するようにすると、メゾフォルテの音量は今までの理解の半分ぐらいのレベルになるのです。
そのレベルで演奏していて、一曲に1回か2回シャウトを入れると、それはもう、ものすごい効果です。
辰巳哲也オクテットのトロンボーン奏者だった、フレッドさんが、「コンボとビッグバンドの違いは人数だけ。吹き方は同じ」と何度も言っておられた意味が、ようやく分かりかけてきました。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2012年7月29日日曜日
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